あなたの人生が変わる! 私が衝撃を受けた「理解する」ことの力!

父親にDVを受けていたある女性の話

発想の違いでモノの見方がまるで変わるエピソードがあります。

私が衝撃を受けた話です。

カウンセラーのもとに、ある女性がカウンセリングを受けに来たそうです。

父親の家庭内暴力、いわゆるDVが酷く、もう30年続くというのです。

母親もその女性も、もう耐えられないとカウンセリングに訪れたといいます。

30年の間、いかに父親に暴力を振るわれ苦しみ続けてきたかを小一時間語ったころ、それまでなにも話さなかったカウンセラーは、「30年間、本当に苦しんでいたんでしょうね」と一言気づかいました。

女性も、その言葉に「自分の苦しみをわかってもらえた」と思ったでしょう。

ただ、そのカウンセラーはこう続けました。

「30年間、お父さんは、やり場のないどうしようもない苦しみを抱えてきたんだと思いますよ。そして、あなたたちに八つ当たりして、罪悪感を深め、もっともっと苦しみを強くしてきたんじゃないでしょうか」

他人なら、「殴られた私の方が苦しいに決まってるでしょ!」となるんでしょうが、その女性にとって相手は実の父親です。

また、彼女には「自分の父親が苦しんでいる」などという発想は全くなかったのです。

その言葉をきいた女性は、父親の果てしない苦しみを理解したのでしょう。

おいおいと声をあげて涙したといいます。

その後、嫌がる父親、母親を交えてカウンセリングは続き、暴力のない家庭が戻ったそうです。

このエピソードをはじめて聞いた時の私が受けた衝撃を忘れることができません。

考えれば当たり前のことですが、暴力には理由があるのです。

これは現在では認知症の現場でも使われている発想です。

介護の現場で実践されつつある「ユマニチュード」

大声を挙げたり、徘徊したりするには「理由」があるのです。

「ユマニチュード」という認知症対策の方法では、こうした技術がしっかりと盛り込まれています。

子供の非行についても同じでしょう。

根気よく、この理由を理解していかない限り、問題は解決しません。

たいていの場合、「誰も私を理解してくれない」という気持ちから問題は起こっているように思います。

これは、DVでも認知でも非行でも同じです。

そして「理解できない」行動を重ね、さらに理解されなくなっていきます。

これが30年間も暴力をふるい続けてきた父親の心です。

こうした問題についても、実は「波長」が関係していて、やはり「引き寄せ」を起こした結果だということができるのです。

父親の「理解してほしい」という「求める波長」が、理解してほしいという状況を悪化させていきます。

女性の「どうして暴力なんか振るうの? 暴力なんかやめてほしい!」という、ごく当たり前の波長でも、相手に「求める波長」ですから、さらに暴力をやめてほしいという状況を作り出します。

こうした問題を解決するには、相手に「贈る波長」を出さなければいけません。

相手を理解するだけで、環境は大きく変わる

思いやりの心、理解する心です。

どうしてお父さんは暴力をふるうんだろうか。

おそらく彼女は、今までもそうしたことを何度も考えてきたでしょう。

お酒を飲むからだ。

ギャンブルなんかして負けてくるからだ。

働かないからだ。

いろいろ理由は見つかります。

そして、「お父さん! お酒やめてよ! ギャンブルもやめて! 働いて!」とお願いするでしょう。

そしてまた、「うるさい!」と殴られる羽目になるのです。

もっと深く理由を探しましょう。

じゃあなぜ「お酒を飲むのか」

「ギャンブルをするのか」

「働かないのか」

きっと、複雑な事情がそれぞれで見つかるでしょうが、その根本には、「自分を責める気持ち」があるはずです。

お父さんは、自分が嫌いで、どうしようもないんですね。

それを理解したうえで、「お父さん。私が注いであげようか?」とお酌をしてあげてみたり、「私にも競馬教えてよ」、「仕事なんか見つかったらでいいから」と話しかければ、状況は必ず変わります。

そこには相手を理解し、思いやる波長、「贈る波長」が出ているからです。

「働いてくれないと困るんです」

わかります。

でも、30年間働いてくれなかったんですから、今までのやり方じゃダメですよね。

求めると求められ、贈ると贈られる。

これが引き寄せの法則の基本です。

求めるとは「相手を拒否し否定する気持ち」「理解してほしい」という気持ち。

贈るとは「相手を拒否、否定しない」「理解したい」という気持ち。

今回は世間で言われている引き寄せの法則とは少し違った角度から見てきました。

ただ、こうしたことにも、確実に引き寄せが作用しているのです。

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