人事を尽くして天命を待つ
努力が必ず報われるかどうかはわかりませんよね。
頑張ってもがんばってもよくならない。
そんな人をたくさん見てきているし、自分自身がそうだったという人もいるでしょう。
「なんでこんなに頑張っているのに、どうしてうまくいかないの?」
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。
「できることを精一杯やって、あとは天に委ねよう」といった意味でしょうか。
でも、「できることを精一杯やったはずなのに!」って思うこと、何度もないですか?
それほど「天」は、冷たい存在なんでしょうか。
「精一杯」がちょっとズレてる?!
実は、これには問題点があります。
「精一杯」とか「頑張り」に問題があって、
いったい何を精一杯やったのか。
いったい何を頑張ったのか。
が問題。
極端な例だと、野球で優勝したいのに「精一杯ギターの練習しました!」だと、絶対野球で優勝できませんよね。
笑い話のように見えるかもしれませんが、これと同じことがあてはまっているのです。
「野球をがんばってても、野球で優勝できないことはある!」
確かにその通り。
では、何が違うのでしょうか。
ただ、「いい気分」でいて天命を待つ
正解は、「いい気分」でいること。
野球の練習を頑張って、精一杯やって、「苦しい」「辛い」そう思ってやってると、優勝はできません。
イチロー選手や大谷選手は、野球が大好き。
きっと、練習も苦痛ではなく、プレッシャーも楽しんでいるでしょう。
ようするに「いい気分」で野球をしているのです。
あなた、仕事を頑張っていませんか?
勉強を頑張っていませんか?
ダイエット頑張っていませんか?
恋愛でも、スポーツでも、「苦痛」に耐えていませんか?
それで嫌な気分になっていませんか?
問題はそこなんですよ。
いい気分で頑張る。
いい気分で精一杯やる。
あとは、引き寄せられてくるのを待てばいいんです。
どうしたら「いい気分」でできるの?
どうやったらいい気分でできるの?
楽しむことです。
小さないいことに目を向けて、それを大きくすることです。
普段気づかないタンポポを、じっくりと眺めて「きれいだなぁ」と感じてみるようなもの。
仕事にも、勉強にも、恋愛にも、ダイエットにも、資格試験にも、スポーツにも、なんにでも「いい気分」になれることはたくさんあります。
それでもだめなら、うまくいった姿をイメージして「いい気分」を味わうこと。
それもできなければ、日当たりのいい場所で紅茶を飲んでゆっくりするだけでも構いません。
好きな入浴剤を入れてお風呂につかるだけでもいいんです。
大切なのは、「いい気分」
頑張るなら、むしろ「いい気分」でいることを頑張ってください。
どうしても、いい気分になれないなら、そこはあなたのいるべき環境ではありません。
仕事なら転職しましょう。
恋愛なら、別れましょう。
スポーツでも、資格試験でも、自分に嘘をつくのをやめて、別の道を探すのをおすすめします。
人生は、いい気分で楽しんでいいんですよ。